特にこの1年間は色んな商店街を食べ歩きましたが、やっぱ築地は日本の食の台所だという事をあらためて実感しました!
東京で食べ歩きをしたいと思ったら、まずは築地場外市場商店街に足を運びましょう!
2016年11月に市場は豊洲に移ってしまいますが、築地場外市場商店街が残る限りは、築地は魅力的な食の街であり続けるはずです。
築地4丁目交差点の南に広がる築地場外市場商店街
築地市場の場所がどこかというと、
銀座から晴海通りを南東に進んだ築地4丁目交差点の南側に位置しています。
アクセスで行くといくつかの駅から歩いていくことができます。
‐都営大江戸線 築地市場駅
‐日比谷線 築地駅
‐都営浅草線 東銀座駅
交差点側に場外市場商店街があり、
隅田川沿いに広大な敷地の築地場内市場があります。
築地場内市場にも魚河岸横丁などレストラン街はあります。
超有名店「寿司大」「大和寿司」は、場内の魚河岸横丁にありますが、
最近だと3-4時間待ちはざらです。
列は店の前だけでなく、建物の横にまで続いています。
さすがに4時間は・・・
そんなに待たなくても気軽に食べ歩きを楽しめるのが築地場外市場商店街です。
築地場外市場商店街は、狭いエリアに、ものすごい数の飲食店が密集しています。
何も知らずに行っても楽しめますが、どの店に行こうか悩むもの。
まだ全部は制覇していませんが、
1年で両手で数えきれないくらい行って見つけた特におすすめのお店を紹介します。
行く際は時間帯と曜日(場内市場の開市日)を要注意
お店を紹介する前に、
築地場外市場商店街に訪問する際に注意したいのは時間帯と曜日です。
築地場外市場は、築地場内の開市日には多くの店がやっていますが、
逆に休市日は、
チェーン店や観光客を相手としたお店を中心に一部営業しているものの
多くのお店は場外市場でもしまっているお店が多いです。
基本的には水曜と日曜が休みの築地場内市場ですが、
前後に祝日があると水曜日でも空いていたりするので、
是非築地市場のカレンダーでチェックしてみてください。
また、時間帯で行くと、築地の1日は他の商店街より早く動いています。
場内市場は昼12時過ぎには仕事が終わるようなスケジュールで、
築地場外市場商店街も夕方には多くのお店が店じまいを始めます。
都内のほかの商店街では夕飯前に、一つの山を迎えますが、
築地では夕飯前に行くと飲食店がやっているだけで多くのお店は閉まってしまいます。
訪問する場合は、9時から15時くらいの時間帯がお勧めです。
まずは玉子焼でウォーミングアップ
築地には食べ歩きできる店が、ものすごいたくさんあります。
その中でまず手始めに、気軽に食べられるの玉子焼きを目指して、
多くの玉子焼き屋が店を構える波除通りに行きましょう。
お寿司屋に卸すこともあってか、築地には玉子焼屋がたくさんあります。
この中でどこがおススメかというと、正直全部美味しい!
行くたびに違うものを食べますが、この違うものを食べる楽しみが築地の底力なんだと感じます。
中央通りの角で実演販売をしている「山長」
中通りの角に位置し、一番人が並んでいます。
なんて言っても、玉子焼きを作っているのを目の前で見れるというのが楽しいです。
熟練さんが次々と軽々とつくっていくのを見ているだけで飽きません!
味は、甘いのと甘さ抑えめから選べて、
大根おろしを付けるか聞かれるのもこのお店の特徴です。
テリー伊藤さんの実家としても有名な「丸武」
なんて言ってもテリー伊藤さんの実家として有名で、
店の前にも写真が置いてあったり前面に押し出されています。
こちらでも作っているところを見たければ、
一本裏手の抜け道を通るとつくっている様子を見ることができます。
こちらの方が、山長さんより大量生産している現場を見ることができます。
(写真撮影禁止だったので少し離れた場所からの写真です。)
千葉県産の厳選した赤玉たまご「地養卵」にこだわる「大定」
場内の魚河岸横丁にも店を構える大定さん。
千葉県産の地養卵にこだわっていて美味しいです。
季節によって、冷たかったりあったかかったりしますが、
個人的には、温かい方が好きです。
どこも100-120円で一本食べられることもあってお手軽です。
中通りの松露さんでは、小さい卵焼きを試食も出来ます!
築地に来たのだから海鮮を楽しみたい
築地場外市場にも、たくさんの海鮮丼屋やお寿司屋さんがあります。
そういうお店もいいですが、
せっかくならたくさんの種類の食べ物を楽しみたいところ!
それが食べ歩きの醍醐味です。
なので、寿司以外の海鮮を目指して、食べ歩きできる場所を巡ります。
「斉藤水産」の生ガキ
食べ歩きでぜひ押さえて欲しいのが斎藤水産の生ガキ。
社長の目利きが素晴らしいこともあり、いい食材を取り扱っています。
生ガキ好きならマストです。
他のお店に比べて高いです。
サイズが大きいのしかない時は1個700円する時もあります。
だけど、その分の価値はあります。
(最近は、大きめで美味しい600-700円が多いです。)
生ガキ好きなら食べましょう。
斉藤水産に来てまぐろの試食が置いてあったら、せっかくなのでそれもいただきましょう。
ここのまぐろも絶品です。
(写真左端:なくなりかかってますが、お皿に試食用のマグロがあるときがあります。)
「みやこ」の海鮮焼
この一年で、一番増えたのが海鮮焼屋だと思います。
ひー、ふー、みー、・・・
気付いてなかっただけかも知れませんが、
5,6軒はこの1年で場外市場に登場しました。
生が苦手な外国人には焼いてある方が好まれるという事もあるのかもしれません。
たくさんある海鮮焼屋の中でも、美味しそうなのが、
波除通りに面して、丸玉水産の横で一間ほどで営業しているみやこさん。
うー、うまそう!!
「丸玉水産」のさつま揚げ
山長さんの向かいにある丸玉水産では、店頭でさつま揚げを食べられます。
食べる前に温めてくれるのがまた嬉しいところ。
100-150円で楽しめます。
「佃權」のベーコンチーズ
同じさつま揚げでは佃權もとっても魅力的です。
ベーコンチーズとかめっちゃ美味しそう!!
ただ、こちらは温めてくれないので、家に帰って温めて食べる方がおススメです。
十分満足できる無料の試食グルメ
試食の話が出ましたが、
築地を歩いていると、多くの店から「ちょっと試食して行ってよ!」と声をかけられます。
食べたからと言って買わないといけないというわけではないので、
ここは大いに甘えて無料グルメを満喫しましょう!
「江戸一」の一口ほたて
中通りと東通りに1つずつ店舗を構える「江戸一」の一口ホタテはおススメです。
これ一口食べると、ご飯が食べたくなります。
1袋300円くらいの小袋でご飯のお供から、スナックまで販売しているので、
ちょっと1品買いたいなとか、お土産買っていきたいなっていうときにも、
とっても使い勝手のいいお店で重宝しています。
そして、ほとんど試食があるので、それ食べるだけでもお腹いっぱいになるとか。
さきいか・まめ・のり・お茶・・・
波除通りを歩いていると、これ食べていってと、
アーモンドから、黒豆から、ドライフルーツから、さきいかからなんだかいろいろ渡されます。
東通りでも、海苔にはじまって、海苔のスープやら、シラスやら、鰹節やら、お茶やら・・・
ここまで歩いていると、何も買わなくても食べ歩きを楽しめることに気づきます。
凄いぜ、築地。
せっかくの築地で海鮮以外のグルメも楽しむ
築地と言えば海鮮のイメージがありますが、海鮮以外も美味しいんです。
せっかく築地に来たのですから、海鮮以外も楽しんで行っちゃいましょう。
「菅商店」の焼売
波除神社と並行に走ってるけど、細いからあまり通らない道に、菅商店はあります。
このお店は、シューマイや餃子のお店。
店頭では、肉まんや焼売が売ってました。
焼売には、チキンとポークがあります。
せっかくなのでお1つずつ。
肉汁じゅわーっと美味しい焼売でした。
「味の浜藤」のもろこし揚げ
菅商店の斜め向かいに味の浜藤さんがあります。
ここで目を引くのが、これでもかっていうくらいコーンがかかったもろこし揚げ。
これ、さつま揚げの一種だし、海鮮の仲間にいれようか迷ったのですが、
これでもかっていう勢いに負けて、「コーン」だという事で海鮮以外に分類しました。
1本320円と少し値はしますが、食べごたえあります。
しかも、このコーン外側だけなのかと思ったら、中もぎっしり!!
もろこし揚げも築地グルメのおススメです。
「丸豊」のおにぎり
過去に単独でも取り上げちゃった丸豊のおにぎりもおススメです。
土曜だといつも行列ができています。
おにぎりの具も豊富。
置かれているのを見て、いつもどれにしようか悩んじゃいます。
エビフライを包んだおにぎりが面白いのでお勧めです。
「ル・パン」のあんこクロワッサン
ご飯派ではなく、パン派の方には、ル・パンのあんこクロワッサンがおススメです。
これまた波除通りにあります。掘立小屋のような建物にあるル・パン。
中でもお勧めは、あんこが詰まったあんこクロワッサン。
いやーパンまでつまめるとは築地市場奥が深いです。
お寿司をちょっとだけ摘まんで楽しみたい
とはいえ、とはいえですよ。
築地に来たのに海鮮丼も、お寿司も食べないなんて、なんだか罪悪感がある。
そう感じる方にはいいお店があります。
ちょこっとお寿司をつまむことができます。
何貫か摘まむくらいだったら、
お腹の具合的に他の食べ歩きの邪魔もしないし、とってもいい塩梅です。
おかめ寿司
築地4丁目の交差点すぐにある立ち食い寿司屋です。
昔はちょっと摘まむなら、ここっていうお店でした!
3人並ぶと一杯ですが、せっかくなのでその雰囲気を楽しみつつ、摘まみましょう。
鮪おか戸
波除通りから西通りに入ったすぐにあるお店が、おか戸さん。
最初ただのまぐろ屋さんだと思ってたんです。
でもなんだか、寿司を店頭で食べている人がいて覗いてみたら、お寿司売ってました。
大トロ、中トロ、赤身。
中トロ3つ入って1000円とか、1貫それなりのお値段しますが、
いいやつをちょっと摘まみたいって人にはおススメです。
ぷらっと築地新潟中央水産市場
個人的なこっそりおススメは、
築地にっぽん漁港市場内にある、新潟中央水産市場さん。
こちらでもお寿司が売っています。
パックに入ってるけど、ブリもサーモンも1貫あたり100円くらい。
これを買って、前に座って食べるのもアリです。
最後は甘味で締めましょう
もうここまで来たら、さすがにお腹もいい具合に一杯になってきたことでしょう。
でもデザートは別腹という方には、幾つか甘味処を紹介しましょう。
「築地そらつき」のいちご大福
お店というより、露店として出ている雰囲気のそらつき。
中でも目を引くのがいちご大福です。
いちごの酸味とあんこの甘みがたまらない逸品です。
通常は、西通りのまぐろやき屋さんの横にお店が出ていますが、
市場が休みのときは、中通りにお店が出ていたりします。
「さぬきや」のまぐろ焼
最後は変り種スイーツ、まぐろやき。
何かっていうと、たい焼きって、鯛の形してるじゃないですか?いちおう。
だから、まぐろ焼は・・・?
そうです、まぐろの形をしているたい焼きのようなお菓子です。
あんこが詰まってます。
本マグロとか、名前付いてたりします。
ネタには最適です。
いかがでしたでしょう。
どっかお店に1か所で食べるのであれば、
それはそれでおススメのお店がたくさんある築地ですが、
せっかくなら食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょう。
より築地場外市場を満喫できるはずです!
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