遠征してきました。まだ訪れたことのなかった石川県を訪問し、金沢の台所近江町市場へ。
やっぱ、新しい土地に行くと市場が気になっちゃうんです。
福井の蟹に氷見のブリに挟まれた、金沢の台所。いやー食べ歩きはやっぱり楽しいです。
金沢駅からも徒歩15分!アクセス容易な近江町市場
「近江町市場に行きたい!でも市場って日曜空いてるのかな?」
そんな不安を抱えた僕たちは、金曜の夜に金沢入りをし、
土曜の朝一に近江町市場を目指すことにしました。
北陸新幹線のニュースで何度も見た、この鼓門を実際に見てみたかった!
この鼓門からまっすぐ垂直に伸びる道をただひたすら歩きます。約15分。
「あ、近江町発見!」って思ったときに、足元に「近江町市場100m」の標識を見つけました。
い、いまさら。
それとも見落としていたのかわかりませんが、近江町市場にたどり着きました。
「金沢近江町」この看板の下からアーケードが始まります。
いざ、出陣。
このとき時刻は8時5分ごろでした。
街が動き出すのは9時前後。定休日の多い水曜は要注意!
中に入ると、「おー市場だー、やってるやってる!」という感じ。
ん、でもなんだか、ちょっと違和感を感じる。
「うおぉー、牡蠣だ、食べたーい!」って思うものの。
ん、なんか少し薄暗い?
他の店も牡蠣が山積みになってたりするけど、店員さんは背中を向けたまま。
道に観光客はまばらでお店の人が荷物を運んでいる感じ。
まだがっつりシャッター閉まってる部分もあるし、どうやら、まだ開店前のようでした。
調べたら、どうも8:30や9:00に開く店も多く、その時間に動き出すみたいですね。
とりあえず、一通りぐるりと回ってみることにしました。
朝8時に既に並んでいたお店はこの2つ
そんなまだ街が動いていない中で、2つだけ土曜朝から行列の出来ているお店がありました。
海鮮丼が有名な「山さん寿司 本店」
そしてもう一つがこちら。
「もりもり寿し近江町店」
他の店もどこも美味しそうで、なんだかわくわくしてきちゃいます。
揚げ物から新鮮な魚介類まで店頭でいただけちゃいます!
「ダイヤモンド」の「近江町コロッケ」特にたこコロッケはオススメです!
とりあえず一周して戻ってきたところで、
朝ごはんもまだだったので、入り口にあったコロッケ屋に行くことにしました。
うーん、どれも美味しそう。
だいぶ「甘エビカレーパン」に惹かれたところで、
「おすすめってなんですかね?揚げたてってどれですか」と尋ねてみました。
食べ歩きは、「おすすめ」「揚げたて」を押さえておくのがポイントです!
「まだ早いので出来てないのですけど、近江町コロッケが有名なんですよ」と値札を並べてくれました。
カニコロッケとか、たこコロッケとか、甘えびコロッケとか気になるー。気になるー。
「旅行者には、甘えびコロッケが一番人気ですね。」とのこと。
ですよね。
「たこコロッケは地元の人にも人気です。」
「今注文いただければ15分くらいで揚げますので回ってきていただければ・・・。」
はい、では回ってきます。「甘えびコロッケとたこコロッケを1つずつ!」
他の方も15分待ちの近江町コロッケを注文していました。間違いなさそうだ。
結果的に、最初に、牡蠣を頂いたのですが、先にコロッケ、紹介しておきますね!
15分ほどもう一周、市場を周遊してきたら、コロッケが揚がっていました。
早速、揚げたてを紙袋に入れていただき、いただきます。
エビ、と、タコ。
あっつあつです。美味しそう!
いざ、熱々のコロッケに、かぶりつきます。
おー美味しい!
エビコロッケに恥じないくらい、ころっとしたエビを目視できます。
そして、ポテトがポテトでとても美味しい。
そして、こちらがタコ。
タコも、目視できるサイズが入ってます。
そして、ワカメっぽい姿も確認できました。タコの食感が、とても良いです。
名前的には、甘エビコロッケに軍配があがりますが、
今度どっちか選べと言われれば、タココロッケを選びます。
地元の人に愛されるものは間違いない!
最初にいただいたのは「刺身市場」の生牡蠣
コロッケ待ちの間、先に海鮮をいただくことにしました。
2周目の時には電気が点灯していた川木商店さんを、
「どうしようね、どこにしようかね」と言いながら通過。
結局、次の角にあった、刺身市場にお邪魔することにしました。
どのお店も、店頭で食べてくださいと言わんばかりのテーブルと調味料が素敵です。
この後、東街茶屋街も行きましたが、あちらは食べ歩き禁止。
風情を楽しむなら◎ですが、食べ歩きなら断然近江町市場です。
ウニに、バイ貝に、ホタテもありましたが、しょっぱなはやっぱり牡蠣をチョイス。
うわー。
うっわー。
うまそう!ってか、うまい。うーん、幸せです。
このお店、東京では2000円くらいしそうなお刺身盛り合わせも、なんと1皿800円。
運転なかったら、ここでこれ買って、飲んだら、それだけで1日終えられる。
のどぐろなどもその場で刺身や炙ったりして食べられるみたいです。
楽しい近江町!
「のざきの焼き魚」で「どじょうの蒲焼」を食べてみる
市場を歩いていて、ちょっと変わったものを発見しました。
これ。
どじょうの蒲焼。
築地市場で、よくどじょうを見かけていたのですが、
食べたこともなかったので、せっかくの機会にいただくことにしました。
はいっと2串差し出してくれました。
幸い、原型をあまりとどめていないのが吉ですね。
食感は、コリコリした感じで、味はというと、ほぼ蒲焼味でした。
なんか元気が出た気がする。
このどじょうをいただいたのは、こちらのお店でした。のざきの焼魚。
「もりもり寿し」で「北陸五点盛」を満喫する
さて、少し腹も落ち着いたところで、メインディッシュに向かいます。
海鮮丼か、寿司か。。。
海鮮丼を食べると、それだけでもう満腹になってしまいそうなので、
少しつまめる寿司を選ぶことにしました。
先ほど行列のできていた、もりもり寿しへ。
金沢は、回転寿しが多いですが、その回転寿しのレベルがほんと高いみたいです。
待ってる間に、メニューを見て悩みます。
うー、どのセットも魅力的すぎる。
せっかくだから、のど黒は抑えたい。三点じゃ少ない。北陸らしいものを食べたい。
結果として、北陸五点盛に落ち着きました。
がすえび、バイ貝、のど黒、白エビ、ホタルイカ、だったかな。
個人的には、のどぐろはまぁまぁでしたが、バイ貝がお気に入りでした。
歯ごたえが良くておいしー!!
「忠村水産」で絶品ホタテと再びの生牡蠣を食す
せっかくの近江市場なので、腹八分でお寿司屋さんを退散。
再び、海鮮を求めて市場に戻ります。
目星をつけていたのがこちらの忠村水産さん。
もう10時近くなると、牡蠣もウニも殻がたまっていっています。
ボタンエビ含め、どれも美味しそうです。
でもこのお店に目星をつけていた理由がこちら。
肉厚のホタテ!他のお店で見たホタテより、美味しそうだったんです!!
というわけで、再びの牡蠣を加えて、こんなセットでいただきます。
牡蠣は同じ値段で比較すると、刺身市場の方が実入りがいい感じ。
でも潮を感じる美味しさです。
そして、いよいよお目当のホタテ!
一つで口の中いっぱいにホタテの甘みが広がります。
あー、これはおいしー。満足すぎます。3つ目は仲良く半分個していただきました。
牡蠣は宮城から、ホタテは北海道から、とのこと。
別に、金沢産じゃないのはご愛嬌。
でも、市場で食べると美味しく感じるのはなんででしょうね。
市場パワー恐るべし。
「フルーツ坂野」で丸ごとオレンジジュースを飲みきる
だいぶお腹いっぱいになったので、最後にお口直しをすることにしました。
もりもり寿しの前にあった、フルーツ坂野さんに戻ります。
カットフルーツやブドウの小売もやっていましたが、最後はこちら。
グレープフルーツか、オレンジ。
これ、単なるグレープフルーツ、オレンジではなく、
穴が開いてストローが刺さっているんです。
中をくり抜いて絞ったジュースを入れてるんですねー。
アイディア商品!
早速買っていただきます。
あ ま〜い!!
でも、思ったより、量が少ない。
すぐになくなっちゃいます。
どうも皮に、果肉がたくさんついてるのに、勿体無い。
その果肉を削いで食べたいけど、食べられない。
もどかしい。
ということで、こちらもアイディアで対抗することにしました。
絞れば出てくる!
途中頑張りすぎたら皮が破れてしまいましたが、最後まで満喫しました。
近江町市場、お店が、食べ歩きを歓迎していることもあって、
大変、美味しく、楽しく、食べ歩くことができました!
金沢に来たら是非!
P.S. 土曜日でも、車椅子もベビーカーも余裕でした。
娘を連れて、市場・商店街食べ歩き。
ベビーカーを持っていくかがちょっとした悩みでした。
築地だと、平日の場外はまだしも、土曜日は論外ですし、
場内は禁止されていたりします。
でも近江町市場はというと、道もゆとりがあって、全然大丈夫でした。
実際、ベビーカーで行きましたし、車椅子の方も、市場を散策されていました。
新鮮な魚介の並ぶ、市場。
商品の陳列も、座った目線にされていますし、
そういった点でも楽しみやすいかもしれません。
八百屋のおばちゃんに、「親ばっかが楽しんで」と小言をいただいちゃいましたが。
いやーそれにして美味しそうな市場でした。
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