「市場と言えば、東の築地、西の錦」って思ってた自分にとってずっと行ってみたかった西の台所、錦市場についに足を踏み入れてきました。
築地のような「市場」ではなかったけど、とても活気のある観光商店街で、商店街好きとしては、この上ない楽しい食べ歩きの時間を過ごすことが出来ました。
四条烏丸交差点近くに広がる錦市場
「さぁ錦市場に行くぞー」と思ったのですが、
そもそも、「にしきしじょう」だと勘違いしていて、「にしきいちば」と読むことすら知らず、
どんな規模で、どこにあるかも知りませんでした。
どこにあるかというと、
京都駅から北に2キロほど行った四条烏丸の交差点近くにあります。
四条通と並行に走っている錦小路通りのうち、寺町通 – 高倉通間にあるようです。
交差点から歩いて約200m。
京都駅から電車でも行けるようですし、最初は自転車を借りて行こうと思ってたのですが、
あいにくの天候だったので、バスで向かうことにしました。
卸売市場ではなく、京の台所的存在商店街
雨の中、烏丸通から、錦小路通りに入ると、先に「錦」という文字が見えてきました。
やっと辿り着いた、ここからが、錦市場商店街です。
雨の日でしたが、完全にアーケードでおおわれていて一安心。
これはとっても快適です。
最初、「東の築地、西の錦」と思っていたので、
築地卸売市場のような業者さん向けの場所を想像していたのですが、
錦市場は、完全に住民向けの商店街でした。
たっくさんの観光客であふれていましたが。
さて、まずは、いつも通り端まで歩いてみるかと思って歩き始めたのですが、
京都に来る途中見ていたガイドブックで気になってたお店を発見し、
とりあえず、ちょっと腹ごしらえすることにしました。
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(閉店)京錦 井上の100円チョコレートコロッケ
(追記:惜しまれながら2019年12月に閉店してしまいました。)
そのお店がこちら。京錦 井上さん。
普通のお総菜屋さんなんですが、一品、お初にお目にかかるものがありました。
なんと、チョコレートコロッケ。
見た目は完全にコロッケ。
だけど、中身はチョコレート。
気になります。
100円で買うと袋に入れてくれます。
まじまじ見つめてもやっぱりコロッケ。
一口パクリ。
なるほど。
ってか、これ美味しい。
サクッとした衣と、適度な甘さのチョコレートが、すごい合います。
ポテトチップスにチョコレートかかってるのも美味しいですが、
塩気と甘みって絶妙なコンビネーションを見せます。
一発目でこれ食べて、錦市場のポテンシャルを感じました。
ポテンシャルも感じたところでひとまず端まで歩くことにしました。
売ってるもので何か特別なものがあるってこともないのですが、
はもを扱っている店が多いのを見ると京都だなーという感じがしました。
あとは、漬物屋も沢山ありました。さすが、京野菜の街。
酒屋では、生酒をその場で頂くことも出来るようでした。
「Fruits market direct juice」と掲げられたお店もありました。
オレンジくりぬいて、ストローがさしてありました。
奥にはバカルディのラムの姿も。
外国人観光客が多いこともあって、
その人たちにも受けそうな商品をどんどん出しているんだろうなーという印象もありました。
変わらない街で、変わり続けること。
それが、元気な商店街の一つのポイントなんだと思います。
そうこうしているうちに、商店街の端の錦天満宮に到着。
美味しい食べ歩きを祈願して祈ります。
よーし、食べるぞー、と折り返し。
ふと見上げると、錦市場は400年を迎えるようです。
錦市場 櫂のたこたまご。250円也。
まず戻ったのが、国内外の人で結構賑わってたこちらのお店。
「櫂」とかいて、「かい」さん。
他のお店でも見かけてたんですけど、これが気になってたんですよね。
「TAKO TAMAGO」
たこの頭にうずら卵が入ってるみたいなんです。
こんな感じで、脇から押し込んでる感じなのですが。
値段は大きさによって違うのですが、250円のやつを一つ頂くことにしました。
なんだか程よいサイズ。
赤いと酢だこの様に酸っぱいのかなと思ってしまいましたが、
甘辛いたれで味付けされていて、うずら卵との相性も良く、美味しかったです。
これ、アイディア商品だなー。
馬場商店で、うなぎ巻130円。
続いて立寄ったのがこちらのお店。馬場商店。
築地でも、玉子を良く食べるので、どんなものか食べ比べてみました。
だし巻にしようかと思ったのですが、隣にあったうなぎ巻にせっかくなので挑戦。
ほんのきもーちですが、鰻が入ってます。
結論としては、ほんのきもーち過ぎるなというのが正直なところでした。
だし巻玉子的にも、玉子専門にやってる築地の方が個人的には好きです。
錦市場にも、三木鶏卵さんという、だし巻卵の専門店があるようでしたが、
食べ歩きできるようなサイズがなく、試してみることが出来ませんでした。
残念。
錦市場を通して、
外国人観光客増加を商機ととらえるお店と、
我関せずというお店と2分している印象を受けました。
カリカリ博士の110円~食べられる京風たこ焼き
続いて立寄ったのが、こちらのたこ焼き屋さん。
多くの人が集まってたものの、どうせたこ焼き屋さんでしょ、と素通りしかけたんです。
でもメニューを見てびっくり。
たこ焼きが6個で190円というコストパフォーマンスの良さ。
これはちょっと食べて行こうかな、と券売機に向かいました。
ちなみに、500円の入会金を払って、このカリカリ博士の会員になると、
190円のたこ焼きが110円で食べることが出来るようになるようです。
しかも、永久会員だとか。
なに、この太っ腹なお店は!
せっかくなので250円でねぎぶっかけを頂きました。
あつあつ、ふわっとろっとしてて、美味でした。
丸常蒲鉾のあつあつさつま揚げ
続いて立寄ったのが、店頭にさつま揚げをたくさん並べていた丸常蒲鉾さん。
錦市場に並ぶお店によっては観光地価格な商品を出しているお店もあったのですが、
こちらのお店は比較的、庶民的な価格だったので、お1つ頂くことにしました。
カレーフライも気になったものの、きくらげ天をセレクト。
「温めますか?」と聞かれたので、「お願いします」と伝えました。
食べ歩きをするときに、この温め直してくれるかってとっても大事なポイントなんです!
冷めたのと熱いのとでは味がまったく違うので。
しばらくしたら、どうぞ、と出してくれました。
温めてくれるって、てっきりレンジかなと思っていたけど、
どうもこの輝きと熱さを見る限り、再度揚げ直してくれた模様。
嬉しいです。
おかげであっつあつを美味しくいただくことが出来ました。
錦市場、レベル髙い!
鮮魚 木村で刺身の切り身を串で頂く
まぁ、そろそろお腹も一杯になってきたのですが、
パッと見ると、鮮魚店で面白い商品を見つけました。
さ、魚の切り身が串に刺されてる!
これ、築地でもやったら絶対売れると思うんですよね。
せっかくなので、トロサーモンのづけを一本頂くことにしました。
ちょっと、冷やし過ぎてて、魚の美味しさが分かり辛かったとか、
満腹になりつつあって味わう余裕がなかったというか、
感動は薄れていたのですが、アイディア的にはとても面白い一品でした。
麩嘉(ふうか)で麩まんじゅうとお茶で締め
もうだいぶお腹も満腹になってきたところで、最後にデザートで締めることにしました。
なんだか「麩」のことを耳にしたので、最初に目についていたお店「麩嘉」に舞い戻りました。
お店の名前がなんなのか、一見わからないこちらのお店。
並べられていた麩まんじゅうを一つ頂くことにしました。
「食べていきますか?」と聞かれ、「お願いします」と伝えたら、
お皿に出してくれ、お茶まで一緒に入れてくれました。
やっぱり、錦市場、レベル髙い!!
店先のベンチに座っていただきます。
葉を広げてみるとこんな感じ。
麩まんじゅうはつるつるしてて、手で持とうとしても逃げていきそうになります。
中には、甘ささっぱりのこしあんが入っていて、締めにぴったりの一品でした。
また、錦市場に来たら立寄りたいお店です。
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長さにして、400m程度の場所ですが、
すっかり2時間ほど、食べ歩きを満喫しちゃいました。
盛り上がり的にも、味的にも、食べ歩き的にもレベルが高い!
東京で個人的には一押しの砂町銀座商店街と同じかそれ以上に楽しめる商店街でした。
他の関西の商店街は知らないのですが、
京都行って食べ歩くなら、まず錦市場に行けば外すことはないと思います!
コメント
今週の土日で娘と京都に行きます。
食べ歩きます。
とても参考になりました!ありがとうございます!
>まるひさん、
コメントありがとうございます!
娘さんとの食べ歩き楽しんできてください!そして、おすすめのお店があったらぜひ教えてください!
こんにちは。このブログを拝見させて頂いてからずっと行きたかった錦市場へ、昨日行ってきました!
ほんとに色々参考になって楽しめました✩
ありがとうございました!
>きむきむさん、
コメントありがとうございます!
錦市場楽しいですよねー!ついつい色々食べ歩きしちゃいます。
ぜひ、おすすめの場所とかあったら教えてください~☆
ご担当者さま
お世話になります。
京都の錦市場商店街です。
貴サイトでご紹介をいただいています
当商店街は国内外より多くの観光客が来られますが、
ご存知のとおり、昨今の観光公害の影響等もあり、
散策しながら食べて歩く行為を今年の4月頃より禁止しています。
商品は店頭または店内のイートインスペースで食べていただくよう
お願いしていますので、紹介内容の変更をお願いいたします。
なお、当商店街のHPのトップ画面も
ご参照いただけますと幸いです。
ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。
●錦市場HP
http://www.kyoto-nishiki.or.jp/
@清水さま
コメントありがとうございます。
「食べ歩き」と言っても、食べながら歩いているわけではなく、店頭でいただいております。
観光公害への対応等、本当に大変だろう事ご推察します。
引き続き活気ある商店街であり続けること応援しております。
@ご覧いただく皆様、
是非、HPも確認の上ご配慮ください。