最近、お店運がとってもいい感じです。
先日築地で、場内の仲卸さんのおススメで立寄ったお店「多け乃(たけの)」。
築地で長年働いている人のおススメっていう時点で、間違いないだろうとは感じていたのですが、期待通り、いや、期待以上の間違いなさでした。
雰囲気も値段も観光地化してきた、近年の築地において、
このお店と出逢えて、幸せな気分になりました。
店構えからして、とっても渋い感じ。
入口の半分は荷物が塞いでいます。
しかも、このお店。
築地の交差点から勝どき方面に向かって歩いていき、
すし大本館の手前を右に折れた、細い道に面しています。
荷物が積んであり、どこが入口か分かりにくいですが、
「営業中」の文字を頼りに近寄っていった入口が最初の写真です。
うん。
一見さん的な観光客は、まずたどり着けない場所にあります。
たどり着いても入りづらいことでしょう。
ちょっと緊張しながら、暖簾をくぐります。
店内に入ると、所狭しとメニューが壁に貼ってあります。
良く見てください。
・・・
そうです、メニューは書いてあるけど、値段は書いていません。
どうやら、全てが時価のようです。
時価。
ちょっと、ドキドキする響きですが、安心してください。
定食はちゃんと値段が付いたメニューが用意されています。
どうしようか悩みながら、
定番そうな「まぐろぶつ切り定食」とおススメらしい「煮魚定食」を注文。
煮魚定食は、別のボードに今日のメニューがありました。
錦織圭選手も食べたいと言っていた高級魚のどぐろもありましたが、
ぜいたくは控えて、1,300円のマソイ(メばる系)にしました。
まずテーブルに出されたのは、にんじんベースの小皿。
お茶を飲みながら待っていると、やってきました!
こちらが、まぐろのぶつ切り定食。
まぐろのぶつが、脂がのったものから赤身までたくさん!
脂がのったもの、赤身、両方の味が楽しめて、それぞれが美味しくて、
ご飯が足りなくなっちゃうくらいでした。
そして、更にご飯が足りなくなっちゃうのが煮魚定食。
これが、マソイです。キツネメバルという別名らしいです。
メニューに「当店自慢のたれで煮込みます」と書いてあったのだけど、
ホントこのたれが美味しい!
濃すぎず、ふわっとしたマソイの身に優しいたれで、ご飯がすすみました。
嫁曰く、
「こんな美味しい煮魚食べたら、自分で創ろうという気がなくなる。」
それくらい美味しかったです。
このタレ、卵かけご飯にもかけて食べたかった!
絶対それもうまい。
そんなことを思いながら、
もう食べる場所が全くないくらいにまで、煮魚をキレイに食べつくして完食。
こんなお店と出逢ったら、
並んでまでして、2-3,000円かけて食べるお店に行く理由がなくなります。
今度は天ぷら定食あたりを狙いつつ、
時価の品々を堪能しに、一杯飲みに行くのもありだなーって思いました。
いやー、いいお店と出逢えて、幸せです!
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