[2022.3]久しぶりに横を通りかかったら既に閉店していました。コロナのせいか。。。
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大学のキャンパスにこんなとこあるんですね。客単価2,000円超もする甘味処が。
誰がターゲットなんだっていう思いはありつつ、「大学」と「高級甘味処」というギャップ感と、「最高学府」と「高級和菓子」っていうフィット感と、「キャンパス」×「隈研吾」という素敵空間がなんかずるいなと思いました。
東大といえば、赤門が正門より有名ですが、廚菓子くろぎは別の門を入ってすぐにあります。
春日門という、在学中に一度も通らない学生もいるんじゃないかっていうくらいマイナーな門です。
その春日門を通るとすぐ左手に、見るからに、デザインされた建築物が見えてきます。
建築をちょっとかじってる人はすぐに気づく、隈研吾建築です。
太宰府のスターバックスとか、浅草のインフォメーションセンターとか、
木を前面に押し出した建築は大体隈研吾さんだと素人の自分的には思ってます。
新国立も隈研吾さん。楽しみです。
話がそれましたが、まぁ素敵空間が広がっています。
奥は研究室のようで、手前のオープンテラスとガラス張りの中が店内です。
土曜日の夕方5時過ぎについたところ、5分ほど待って、案内されました。
メニューがこちら。
葛切り2,100円、蕨もち2,200円・・・
なかなかな価格設定です。
メニューの名前の上に、くろぎマークがあるやつは、飲み物セットなようですが、
それでも2,000円オーバーってキャンパス内なのにものすごい価格設定です。
いや。ね。
10%ひかれて、ギリギリ2000円切る!やった!!
って別にならないですから。社員証も、学生証もないし。。。
カウンターの中でせっせと注文が入ったものを用意している姿を見ながら、悩みます。
かき氷もフォトジェニックみたいだけど、季節が季節だし・・・
結局、蕨もちと、季節が季節らしく、ぜんざいにすることにしました。
せっかくなので、あんころ餅単品も追加して。
ちなみに、飲み物は、濃口コーヒー、淡口コーヒー、デカフェ、抹茶から選べました。
和菓子にコーヒー?って感じですが、コーヒーの監修は「猿田彦コーヒー」だったりします。
デカフェがあるのは、妊婦さんや乳児連れには嬉しいポイントです。
外の座席は、ローソクが置かれ、ひざ掛けも用意されてました。
そして、電気毛布まで。
素敵な配慮です。
まずやってきたお茶を飲みながら待ちます。
まずやってきたのが、あんころ餅。おひとつ500円。
1,800円のセットだと、きなこ味とドリンクがつくみたいです。
半分に割ってみると・・・餅っていうか、ご飯だー。
ご飯にあんこって、普通に考えると合わなさそうなイメージですが、
餅にするとマッチするってなんだか不思議です。
意外と甘いご飯のお供も合うっていう事なんですかね?
こちらがぜんざいです。
七厘にお餅がぷっくら乗ってるー!
っていうのは然ることながら、むしろ、ぜんざいに金粉が浮いてるー。
ちょっとこれはやり過ぎなのでは。。。
そして、付け合わせの柴漬けチックなのは普通においしかったのですが、
なんていうんですかね、砂糖を固めたこいつも、こっそりくろぎマークが彫られていました。
芸が細かい!さすが2,000円レベル!
お餅をぜんざいにイン!カリッもちっと美味しいです。
コーヒーは、こんなかわいい急須に入ってやってきました。
そしてこちらが蕨もち。入れ物がすでにくろぎマークや。
ぱっかりあけると3つの部屋に分かれていました。
左側が、氷も入った蕨もち。右は、2種類のきなこ。
そして、デカフェ、カフェオレ。
早速、蕨もちをきなこにつけていただきます~。
あー柔らかくておいしい!!なるほどねー。ふむふむ。
甘味を普通に食べると美味しくても2,000円するのはちょっと高いけど、
なんだか素敵建築とキャンパスのゆったりした雰囲気に囲まれて、のんびり過ごす時間には、
それぐらいの価値はあるかもと思った廚菓子くろぎでした。
あー今度は、本家の湯島の名店くろぎにいってみたい。
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