赤羽がこんなにアツい街だとは正直知りませんでした。
数年前までは、結構空テナントも目立ってたようですが、ここ数年であれよあれよとお店で埋まってきたとのこと。
昼から飲み屋がにぎわっているとか、日本酒をおでんの出汁で飲めるお店があるとか、なんだか色々気になる話を耳にしました。
しかも、個人商店が集まって盛り上がっていると耳にし、これはきっと自分たち好みだという事で足を運んでみました!
東口出てすぐ!昼から飲み歩き天国「赤羽一番街商店街」
到着したのは、日曜日のお昼前の赤羽駅。
JRで乗り換える以外は、
かれこれ10年以上ぶりに改札の外に出ました。
改札出て右手の東口のロータリーにでると、
早速、1番街商店街の入り口が見えてきます。
一歩足を踏み入れてみると、
確かに、ごちゃっとしていて、いい味を出してる商店街です。
一本横のOK横丁という商店街は、
飲み屋街のようで、さすがにまだやってませんでした。
OK横丁の、さらに細い小路は、輪をかけてディープな感じ。
確かに、個人商店が多く、
一軒一軒の間合いが狭い中お店がひしめき合っています。
これは夜も楽しそうな街です。
OK横丁を抜けると、
知人におススメ頂いたうなぎ&鳥料理の川栄さんを発見しましたが、
さすがにまだ準備中でした。
でも日曜でも11:30から営業開始とのことで一旦、次を目指します。
この路地に突き出した各店舗の庇や上にかかる提灯が、
なんだかローカルさを醸し出していて個人的には好きです。
これまた、目を付けていたまるます家さんを発見しました。
こちらは既に営業中。中も結構な人数で賑わっていました。
が、
ここに入ると、ここで完結してしまいそうだったので、次を目指します。
そして、すぐにたどり着いたのが、
このプチアーケード的なところで、俄かに行列ができているお店。
おでんの「丸健水産」で日本酒のおでん出汁割
丸健水産というおでん屋さんなのです。
ちょっと暖かくもなってきましたが、
それでもめっちゃおでんが美味しそう!
2人でほんの1-2個を摘まむつもりでいたのですが、
どれも美味しそうで、結局2人で10品弱注文してしまいました。
大根、はんぺん、玉子、スタミナボール、生姜揚げ。どれも美味しそう。
おでんを買ってここで食べるというと、
たばこ吸うか聞かれたうえで、席に案内してくれます。
席は、店の横の立ち食いスペースになります。
めっちゃローカル感が出ています。
ちなみに料金ですが、
料金表もなく、ざっとおばちゃんの暗算だったので、
どれがいくらかは分かりません。
分かっているのは、ワンカップが300円だったという事だけです。
ワンカップ。
そうなんです。このお店が、まさに冒頭に書いた、
日本酒をおでんの出汁で割って飲める店なのです。
なので、殆どのお客様が、日本酒のワンカップを買ってました。
おでんにワンカップ。
これだけでも、たまらない組み合わせです。
ただこのお店では、それに加えて、おでんの出汁割を楽しめるのです。
頼み方は簡単。
まず、ワンカップを飲み始めます。
よくよく見てみると、ワンカップの瓶の横にメモリがついています。
このメモリが50のところまで、普通に日本酒を飲みます。
50より多いと、それは多いわね、と出汁を入れてくれません。
50まで減らして、お店の人に声をかけると、おでんの出汁を入れてくれます。
ちなみに無料です。
カウンターに七味が置いてあるので、
お好みで振り掛ければ日本酒の出汁割の完成です。
正直なところ物凄い半信半疑だったのですが、
飲んでみるとものすごい美味しい!
お酒を飲んでいるというより、スープを飲んでいるという感じ。
思えば日本料理にお酒を使うのと同じことですもんね。
でも、なんだか新しい楽しみ方に出逢えてとても満足感がありました。
これ、絶対ほかでも流行るわ。
日本酒の出汁割の話に寄ってしまいましたが、おでんも美味しかったです。
特にはんぺん。
ふわっ とした食感。これは必須だと思います。
横のお客様とも話したりしながら、一通りおでんとお酒を満喫しました。
すっかりお腹も満たされたのでしばし散歩。
一番街商店街を離れて、
もう一つの大きそうな商店街La Laガーデンに足を運びました。
立派なアーケードのかかった商店街。
個人商店の多かった一番街商店街と比べると、
こちらはチェーン店のお店が多い感じ。
ダイエーも商店街の中にありました。
砂町にも十条にもあるお気に入りの茂蔵で普段家で食べるものをお買いもの。
そして、再び、一番街商店街に舞い戻ります。
お昼になったからか、多くの店が開いていて、
どこお店も、昼間っからお酒が入っている感じ。
なんだか独特な街の雰囲気です。
先ほど一旦通りかかった、まるます家の前にはすでに行列が!
ここはもう一回通り過ぎて、うなぎ&鳥料理の川栄へ。
うなぎ&鳥料理「川栄」で焼き鳥
お昼を過ぎたこともあり今度は営業中になってました。
中で食べることも出来るようですが、外でその場で食べるのもOKとのこと。
ねぎま、皮、ればを注文。その場で火を入れてくれます。
この焼いている感じがいい感じ。
いただきます!
うん、美味しい。
焼き鳥を食べていたら、また一杯飲みたくなり、
三度まるます家に舞い戻ってまいりました。
「鯉とうなぎのまるます家」でしっぽり飲み
鯉とうなぎのまるます家。
店頭で、ウナギだけを買うこともできます。
「ここにお金を置かないで下さい!飛んで燃えます!!」
の注意書きを見て、燃えてしまったシーンが頭をよぎりました。
12時台の真昼間なのに、中は多くの客で賑わってました。
しかも、ほぼすべての人飲んでますからね。このお店。
赤羽、恐るべし。
とはいえ時間も時間なので、そこそこ回転率は良く、
20分弱で席に着くことができました。
メニューには、鯉シリーズも沢山。
いろいろ食べたかったところですが、おでんも焼き鳥も食べて、
そこそこ満腹感も出てきてたところだったので、
数品つまみながら飲むことにしました。
こちらはウドのぬた和え。
「あと。。。」
「牛すじ煮込みライスに生いもから揚げに新玉ねぎフライください」
・・・と注文して行ったら、
どんっどんっどんっと調味料がカウンターに置かれていきました。
これ、誰が何を注文したのか、渡すときの目印にしている模様。
なるほど、効率的。
そして、こちらがやってきた牛すじ煮込みとライスのセット(650円)。
結構想像以上に量の多い牛すじ煮込みが美味しそう。
こちらが、里いもから揚げ(350円)。
大きさがまちまちな新玉ねぎフライ(2本400円)。
あっつあつで、いい熱の入り具合で美味しかったです。
結構、1人~2人で、
1000mlのジャンボ酎ハイの瓶を抱えて飲んでいる人の姿が多かったです。
手軽に飲めるお店、いいなー。
すっかりちょっと摘まむはずが、大分食べて、お店を後にしました。
いやはや、大満足の赤羽。
最後は、おでん屋丸健水産で隣になったおじさんたちが大絶賛していた、
駅構内の赤羽あんこでお土産を買って、赤羽を後にしました。
おじさんたちも絶賛「赤羽あんこ」
「あそこのあんこはホント美味しいから!絶対行った方がいい!!」
そ、そこまで言われたら。。。
つぶあんとカスタードの入ったやつを注文。
家に帰ってから食べましたが、なかなか美味しくいただきました。
つぶあんの断面。
カスタードの断面。
ディープな 居酒屋天国そして甘味もある赤羽。
お酒好きにはたまらない大人の商店街です。
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