最近、商店街というと山手線の外まで足を運んでいたのですが、もうちょっと都心でもどこかいい人情味あふれた商店街ないかなと地図を広げてみました。
山手線沿線を眺めて決めた次の目的地は、ずばり!
おばあちゃんの原宿、こと巣鴨地蔵通り商店街です。
巣鴨から庚申塚に向かって伸びる巣鴨地蔵通り商店街
ちなみに、巣鴨エリア随一の商店街、巣鴨地蔵通り商店街は、
巣鴨駅の北西側、都電荒川線の庚申塚駅に向かって伸びています。
駅をはさんで逆側には、六義園。
庭園とセットでも楽しめるエリアです。
そんな巣鴨駅にJRで降り立ちました。
何気に初めてかも。いや、2回目かな。
意識しておりたのは初めてです。
さぁ商店街で食べ歩き!と思ったのですが、
のどが渇いていたので駅構内でまずは買い物してしまいました。
フレッシュジュース。
こういうフルーツジュース、好きなんです。
結構多くの人で賑わっていました。
さて、水分補給をしていざ、出発。
駅前には大きな通りが走っています。
この道の左奥の方に、巣鴨地蔵通り商店街の入り口があります。
望遠レンズをぐいーんとのばしてみたのが、こんな感じ。
なんだか歩道橋のとこに人がたまっていて何かを眺めています。
何があるんだろうと思いながら、道路を渡っててくてく商店街に向かいます。
途中にマックがありましたが、テレビでおばあちゃんばっかと聞いていた割に、
土曜日だったせいもあってか、普通に家族連れが多めな感じでした。
この日はイベントがあったようで、歩道橋の下では、和太鼓をたたいてました。
いざ、商店街へ。
早速の食べ歩き、甘いものからご飯まで
商店街に入ってみると、結構、大福屋さんが目につきました。
ジュースを飲んだ後、しょっぱなから甘いものに行くのか。
それもなーと思いながら歩いていると、
磯揚げまる天というさつま揚げ屋さんを発見しました。
なんだかきれいな店構えだけど、美味しそう、という事で、メニューをチェック。
どれも美味しそうだけど、オクラが入ってるのとか珍しくていいかも。
カウンターで注文したら、揚げたてを出してくれました。
いかオクラ天、280円なり。
特にオクラのねばっとした感じがしっかり感じられて美味しかったです。
お腹も落ち着いたところ見渡すと、色々気になる店があります。
こちらは、多くの人で賑わってる、あじフライを売り出している食堂。
こちらは、店の前で焼いているやきとり屋さん。
ごま専門店のごまソフトクリームとかも相当、気になりました。
他にも商店街の中で、はちみつのソフトクリームとか、お茶のソフトクリームとか、
変わり種ソフトクリームを発見し、
夏はソフトクリームだけの食べ歩きもいいかもとか思っちゃいました。
そうこう、店を眺めながら歩いているうちに、庚申塚の駅まで来てしまいました。
この先にも庚申塚の商店街が続いているようでしたが、
この後の予定もあったのでこの日はここでUターン。
元来た道を戻ります。
見かけたあじフライのお店でご飯食べて帰ろうかとお店に向かう途中で、
味わいのある風貌のたい焼き屋さんを再び通ったので、お1つもらうことにしました。
最近、一尾ずつ焼く、いわゆる「天然」のたい焼きが増えてくる中で、
久々に買った、まとめて焼く「養殖」のたい焼き。
二つの鋳型を合わせて焼く為に、
その分かれ目がくっきり残ってて、結構、分厚さがありました。
実際食べた感じも、生地が分厚い感じ。
こういう違いがあるんだなと分かりましたが、
個人的には天然で皮が薄くパリッと焼けている方が好きでした。
少し、口が甘くなったところで、先ほど通過したときわ食堂に入店。
商店街に2つお店がありましたが、
巣鴨駅に近い方がにぎわっている感じでした。
15時近かったのに5-10分待ってやっと席に案内してもらいました。
頼んだのは、「大人気」とウリのあじフライの定食と、
あじのたたき(小盛り)の定食。
こちらがあじフライの定食。700円。
あじのフライは三つついてきます。
ソースと酢を混ぜるのがおススメというので混ぜてみました。
揚げたてで美味しかったので、
個人的には何もつけなくても美味しかったです。
こちらはあじのたたき(小盛り)の定食。
メニューにはなかったのですが、
あじのたたきの小盛りの値段を聞いたら白身魚に該当するようで400円でした。
青魚って白身魚に該当するんだー、と店員さんと行き違う部分もありました^^;
小盛りでしたが量的には、定食に十分。
270円でご飯、お味噌汁、おしんこをプラスして満足な食事でした。
あじも美味しかったし、
なんか地元感ある雰囲気の食堂でいい感じでした。
ときわ食堂、ご馳走さまでした。
最後にとげぬき地蔵尊をお参りして、巣鴨を後にしたのでした。
盛り上がる商店街に共通することとは
全然、巣鴨の商店街のことって知らなかったんですけど、
中々に賑わっていて、規模も大きい商店街でした。
毎週のようにどこかの商店街に足を運んでますが、
楽しいなーと思える商店街には、
単に食べておいしいだけじゃない共通点をこの巣鴨でも見ることが出来ました。
【ポイント1】歩行者天国を実施していること
巣鴨地蔵通り商店街は、平日は車も通るんだと思いますが、
この日は車の立ち入りは禁止され歩行者専用になってました。
商店街をぶらっとする時に、車が通らないってほんとに大事なのです。
安心感がある。ゆったりできる。
おばあちゃんの原宿、巣鴨では、お年寄りも家族連れも多く見かけました。
その要因の一つに歩行者天国があると思います。
【ポイント2】椅子があること
車が入ってこない。
それに加えて大事だなーって思うのは、道にポッとおかれた椅子です。
巣鴨を絵にかいたようなおじいちゃん、おばあちゃんのくつろぐ絵ですが、
人がそこに留まると、モノは消費されるし、賑わいがうまれます。
店の前にも、何気なく、椅子が置かれていたりして、
そこに人がたまってるのを見ると、「やっぱ椅子だな」と感じます。
【ポイント3】個人商店が元気であること
大きなショッピングモールもできる中で、なんで商店街に足を運ぶのか。
それは、そこにいる人と商品が競争力を持ってないとだめだと思うのです。
人情味あふれる人が、心を込めて美味しい物創って売ってたら、
人は集まるんだと思うのです。
そう言った意味では、巣鴨の商店街はチェーン店より個人商店が多くて、
一見さんがふらっと言っても楽しめる雰囲気がそこにはありました。
日本一の赤パンツやマルジさんに入ってみたら、パンツに限らず、赤がたくさん。
このエッジの立ち方が凄いなーって感じました。
【ポイント4】振興組合が機能していること
あとは、街として一体感ある取組を感じました。
これは勝手に、振興組合が機能してるんだろうなと思ってるんですが、
そこは定かではありません。
ただ、大きくは2つあって、
一つは街並、もう一つはイベントだと思います。
ハードとソフト。
歩行者天国や椅子の設置もこの一部だと思うのですが、
イケてる商店街は、大体ここら辺がイケてるなーって思います。
全体を通じて、店構えに統一感があったり。
郵便局にまで、街のキャラクター「すがもん」がコラボしていたり。
街中を昔ながらの服を着た人がイベントの案内していたり。
写真を撮り忘れたけど、街全体でスタンプラリーをしていたり。
街の人たちの努力の結果、
この賑わいがあるのだなという事を感じることが出来ました。
シャッター街化している商店街の話も多いですが、
皆で力を出して頑張れば、まだまだポテンシャルを感じます。
頑張ろう日本。
まずは食べ歩きに出かけましょう。
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