商店街食べ歩きを始めてからずっと行ってみたかった商店街の一つが、武蔵小山商店街、通称PALM(パルム)です。
やっとのこと、都内最長、約800mのアーケードを有するという武蔵小山商店街に食べ歩きに行ってきました。
商店街激戦区品川区にある武蔵小山商店街
通称「むさこ」というと、
武蔵小杉の方が若干有名な気もしますが、武蔵小山も忘れてはいけません。
目黒駅から東急目黒線で2駅のところに、武蔵小山の駅があります。
武蔵小山商店街「PALM」は武蔵小山の駅すぐ近くから始まっているのですが、
その終着点間近から、戸越銀座商店街が始まるという商店街激戦区に位置しています。
きっとこの辺りって住みやすいことでしょう。
これだけでも既に期待に胸が高鳴ります。
駅前から広がる長さ800mの巨大L字型アーケード
武蔵小山の駅を出て、サインの指示に従って、東口を上がります。
すると早速目の前にすんごい渋い感じの細い道が見えてきました。
おー、この街は面白そうだ。そんな匂いのする駅前の風景。
ちょっと横を見ると、クレープ屋と焼き鳥屋の前に人だかりができています。
いいね、いいね!
是非、すぐにでも食べたいところでしたが、
ぐっとこらえて商店街を一通り見てみることにしました。
駅前すぐから、どーっんとアーケードの商店街。
長い長いと聞いてはいましたが、先が見えないくらいの長さです。
ちなみに、L字型になっていて、この右側にも同じようにアーケードが伸びています。
入口早々に、ラーメン屋が2軒並んでいて、
しかもその向かいにもラーメン屋があったりして、
「なんて競争の激しい商店街なんだ!」って思いました。
それにしても、このアーケード商店街の嬉しいところは、当然のようですが、歩行者天国であること。
しかも、ここはなんと「自転車も乗れません。」という事で自転車も禁止!
これは、他の商店街も見習ってほしいところだったりもします。
自転車が細い商店街走って行き来すると結構混沌とするんですよね。。。
自転車を押して歩いているキャラクターですが、
天井にも、おっきく描かれたバルーンがぶら下がっていました。
「Palm」
しばしぶらーっと端を目指して歩いている中で、この商店街の2つの特徴に気づきました。
1.チェーン店が多い武蔵小山商店街
なんだかアーケードに入ってからというもの、チェーン店の多さが目に付きました。
なんだか、
他の商店街にも出ているようなチェーン店は軒並み揃っているんじゃないかという勢い。
マック、すき屋といったファーストフード店から、ドラッグストアや100均にいたるまで、
チェーン店の多い、商店街だなーという印象を受けました。
2.アパレル系のお店が目立つ武蔵小山商店街
さぁ食べ歩きをしようと思って街中をぶらぶらしているのに、
中々店頭で食べられるようなお店を見つけることができません。
一方で多いなと思ったのが、靴下とかバッグとか衣服類を扱うお店。
商店街を歩く中で、多くのアパレル系のお店を見かけました。
期間貸しのスペースも良く見かけたのですが、
ドラッグストアの棚卸し品か、衣料系の商品を売っていました。
3.気になった飲食店はキングパフェのある「王様といちご」
でもお目当ては食べ歩き。
どっかいいお店がないかなと思った中で、
チェーン店ではなく、この商店街ならではだなと思えたお店はこちらでした。
「王様といちご」
何がインパクトあるかって、こちらのキングパフェ。
なんと全長約60cm、重さ3.5㎏。
昭和60年に誕生したとのことで、今年で30歳。
三十路を迎えた商品です。
これで2,800円。
さすがにちょっと手は出ませんでしたが、こういうのが商店街ならではだなと思いました。
外してはいけないのが入口と出口を押さえる鳥勇の焼き鳥
10分15分間歩いているとようやく終わりが見えてきます。
中々総菜屋が見つけられない中で、アーケードの最後に控えていたのは焼き鳥屋でした。
こちらも多くの人で賑わっています。
よくよく見ると、駅出てすぐの賑わっていた焼き鳥屋と同じ名前。
この商店街で「鳥勇」の賑わいは際立っていました。
うん、ここは行こう。
でも、
出口の方が少しキレイ目で、入口の方が味がある感じだったから、
ここは、味がある方を目指すことにします。
でもその前にせっかくだったので、L字のもう一つのアーケードも覗いてみることにしました。
少し歩くと道路を挟んでもう少しアーケードが続きます。
もう閉まっているお店もあったのですが、
こっちの方がチェーン店が少なく、ローカル感は出ています。
一個総菜屋さんを見つけたけど、そこで食べる感じではなく、やはり一路、鳥勇へ。
駅前の鳥勇に戻ると、こちらは安定の混み具合です。
はじめてきたのでまったく仕組みが分かりませんが、
おどおどしていると店員さんが親切に教えてくれました。
「飲み物の注文があったら言って!」
「焼き鳥は自分で取ってたれつけて食べて!」
「会計は全部後精算だから!」
な、なるほど。
このローカルルール感が、地元感出ててとっても好きです。
「じゃぁ緑茶割ください!」とお願いすると、ポンッと皿が出てきました。
「これお皿ね。自由に取って食べて。後精算だから。」
すぐに緑茶割もやってきました。
結構大きなプラスチックカップになみなみと注がれています。
陣取ったところが奥だったせいか、メニューは遠くにありました。
うなぎと何かが売り切れているとのこと。そして、全品150円均一です。
このように、積み上げられた焼き鳥の中から自由に取って、
真ん中にあるタレを付けて食べます。
じゃぁ、まずは2本ずつ。
あ。砂肝も欲しいな。
「砂肝あります?」と聞くと、「あっためて持っていくから!」とのこと。
取るのは自由ですが、注文したらしたで持ってきてくれます。
早速、一口レバーを食べてみます。
あー、これ美味しい!!濃いめのたれの味がしっかりついてて美味です。
レバーに生臭さとかクセは全くなく、柔らかくて最高。
後で思わずもう一本ずつ食べちゃいました。
こちらが持ってきてもらった砂肝。
こちらは塩で。
それにしても、目の前でずらーっと並べられて焼かれている焼き鳥も壮観でした。
うわー、うまそう!
レバーのおかわりに、皮を追加で取ってきました。
最後、櫛の本数でお会計をするみたいです。
写真に写っているのが10本分の串。
加えて最後に軟骨を注文。
あー、これ美味しいわ。
あまり食べ歩きできなかったけど、このお店と出逢えただけで満足です。
2人で12本食べて、緑茶割一杯飲んで、2,150円。
お値段もリーズナブル!
気付けば、すっかり日も暮れていました。
もうお腹も満たされていたので、
少しだけ摘まめれば、と、並びの小龍包屋を覗いてみたのですが、
「1人1品頼まないとダメ!」と中国人の店員さんにジェスチャーで断られ、諦めました。
がらっがらの店内なのに、ビジネスチャンスを逃してもったいないなー。
翌日の朝食にとセル・オ・ブレのパンを購入
最後に翌日の朝食にとパン屋に足を運んでみました。
アーケードを歩いて、マックがある角を左に曲がると、
オオゼキの手前にあるこじんまりとしたパン屋さんSel eau ble(セル・オ・ブレ)を発見。
中を覗くと美味しそうなパンが並んでました。
美味しいパン屋さんが街にあるって嬉しいポイントです。
結局いろいろ欲しかったのですが、4つのパンをチョイス。
翌日食べたのですが、
生地がもちっとしていて、そして甘すぎず美味しかったです。
店舗情報:セル・オ・ブレ
まとめ
念願の武蔵小山商店街食べ歩き。
結果的には、「食べ歩き」に適した街というより、住むのに適した街だなという印象でした。
特に、1人暮らしの学生とかは、飲食店も多いし、とても快適な気がします。
特徴にはあげませんでしたが、なんと、スーパーを4つも見かけました。
駅ビルの中に1つ、アーケードの途中に1つ、
アーケードから少し外れたパン屋の奥に1つ、アーケードを出たところに1つ。
激戦区だから安く野菜とかも売られていました。羨ましい。
自転車も禁止な歩行者天国とか、
雨の日でも安心な巨大アーケードとか、ポテンシャルは大。
今のところ食べ歩きは満喫しきれなかったけど、
もっと食べて楽しい街になっていくことを期待して、
また忘れたころに訪問しようと思います。
コメント
お久しぶりです、以前に戸越銀座食べ歩きの記事でコメントさせて頂いた者です。
武蔵小山商店街は日々の買い物、お散歩、食べ歩き色々と活用しています。
でもわたしも以前武蔵小山で食べ歩きするぞーと意気込んで行ったものの、
結局「鳥勇」(駅前の方)で食べ歩きするだけに終わってしまったことありました…。
その後戸越銀座商店街まで歩いて食べ歩き後半戦しましたけどね。
意外とありそうで見つからない武蔵小山の食べ歩きスポットですよね。
ちなみにわたしも鳥勇さんはじめは勝手が分からずワタワタしましたが、
店員さんが親切に教えてくれましたよ。
久しぶりに商店街食べ歩き開拓したくなってきました♪
ブログ楽しみにしていますね、参考にさせて頂きます。
ご無沙汰してます!笑。コメントありがとうございます。
駅前の鳥勇だけ、とは、まったく同じ流れですね。
そして、全く同じように店員さんから教えてもらいました。
素っ気なさそうなお店なのに、親切に教えてくれたそのギャップがまたよかったです。
是非、都内でも都外でも、お勧めスポットがあったら教えてください!
また見に来てくださいませ。