築地の知る人ぞ知るお店。というか、隠れ家中の隠れ家がコーヒー網兼です。
なんてったって、週2日、火曜日と土曜日の7:00-10:00までしかやっていないんです。
週168時間中たった6時間しか営業していないお店。どんなところなのでしょうか。
隠れ家なのは、何も営業時間だけではありません。
その店の入り口もまさに隠れ家です。
お店は築地場外市場商店街の波除通りにありますが、入口は一間ほど。
コーヒー網兼の看板はかかっていますが、ドアは比較新しめの民家っぽく、
閉まっている時はそこにお店があることすら気づきません
カウンターに椅子が6席くらい並んだ小さな店内。
勇気を出して一歩店に入ってみます。
常連さんが奥でコーヒー飲んで一息ついていました。
お店を回すおばあちゃんはもうすぐ90歳とのこと。
やっぱ店に立ってコミュニケーションすることが、元気の秘訣と言ってました。
すごいなー。
外国人のお客さまも来たりするようで、
英語の注意書きがあったり、
お客さまからもらったものが飾ってあったりと、またそこに味があります。
壁にかかった「コーヒー一杯250円」の文字。
サードウェーブコーヒーとは一線を画した空間がそこにはあります。
ガスコンロに水を張った桶がかかっており、
片方にはコーヒーが入っているポット、
片方には消毒しつつ温めていると思われるカップが入っています。
渋い。。。
そんな一杯のコーヒー。
おばぁちゃんとコミュニケーション取りながら飲むこの一杯の味は格別です。
築地の喧騒の中なんだけど、
このお店の中だけ、どこか違った時間の流れがあります。
ふっーっと一息。
さぁ頑張ろう。行ってきます!
そう声をかけたくなる空間がそこにはありました。
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